不動産業者を通して、家・マンション・土地などを売るまでの流れについて詳しくまとめました。相談・査定・契約など、それぞれの工程ごとに押さえておきたいポイントや注意点について解説します。
不動産の売却は人生のうちで何度も経験することではありませんが、大きなイベントのひとつ。スムーズに売却を進められるよう、全体の流れをしっかりと理解しておくとよいでしょう。
不動産の売却を考えるなら、まずは専門の業者に相談をしましょう。
今はインターネットなどでもある程度の情報を得ることができますが、やはり実績と経験に基づいたプロフェッショナルの知識・アドバイスは非常に貴重。地域に密着したデータを持っているため、こちらの希望や状況に合わせた最適な売却方法を提案してもらえます。
不動産業者に相談をする際には、まず売却の目的・時期・期間などをまとめておくことが大事。明確に要望を提示することで、より具体的な提案を受けることができます。
また、担当の営業の対応や、親身になって相談に乗ってくれるかなども細かくチェック。納得のいく業者を選ぶことは、不動産売却を成功させるための重要なポイントなのです。
よい不動産業者をある程度絞り込めたら、物件を査定してもらいましょう。
査定の方法・理由・提示金額などは業者によって異なるため、複数社に査定を依頼するのがおすすめ。さまざまな意見を聞くことで、所有する物件の価値や魅力が見えてくることもあります。
一般的に、査定には簡易査定(スピード査定)と訪問査定があります。
簡易査定は、物件のデータをもとに机上でだいたいの査定を行うもの。インターネットのフォーム・電話・FAXなどで受け付けており、気軽に申し込むことができます。
訪問査定は、専門のスタッフ(査定員・現地調査員)が物件を直接見て査定するもの。簡易査定よりも具体的な査定額を提示してもらうことができます。査定は無料で行っているところが多いですが、なかには有料の場合もあるので確認しておきましょう。
査定額戸理由に納得できたら、不動産業者と媒介契約を交わします。
媒介契約には3つの形態があるので、希望する売却方法を踏まえて選ぶようにしましょう。
物件の売り出し価格は売却活動に大きく影響するため、専門家の意見や査定価格・周辺の売却事例・市場の動向などを考慮して慎重に決定することが大事。自分の希望だけを押し通すといつまでたっても物件が売却できず、経費だけがかさんでしまいます。
また、不動産業者がどのような広告活動を行ってくれるかをチェックしておくことも重要です。
広告活動には、大手ポータルサイトへの情報掲載・新聞折込チラシ・不動産情報誌・ポスティング広告・店頭での紹介・オープンハウスなどがあり、いくつもの活動を同時に行った方が効果は大。積極的な広告活動なくしては、希望通りの期間・価格での売却は見込めません。
めでたく購入希望者が現れたら、価格・支払い条件・引き渡しの時期などについて交渉します。購入希望者からも条件を提示されることがあるので、譲歩できる点とできない点を明確にしておきましょう。
また、売買契約を締結する前に、物件に関する詳細を購入希望者へ伝えておくことも大事。契約締結後に不具合・欠陥などが見つかると、売主は瑕疵(かし)責任を問われることがあるからです。売却後のトラブルを避けるためにも、物件の情報は包み隠さず提供するようにしましょう。双方が合意できれば、不動産売買契約締結となります。
引き渡しの期日を決め、売買代金の受領・抵当権抹消や所有権の移転などの登記申請、各種書類(固定資産税納付書・権利書など)の準備を行います。
物件の設備や備品の取り扱いなどは、現地で立ち会って買主にきちんと説明をした方が◎。これらの作業を無事に済ませると、物件の引き渡しは完了となります。
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