少しでも高く売るためには

家やマンションをなるべく高く売るためにできることをご紹介。掃除や片づけで住まいの印象を良くする、物件の周辺情報をきちんと伝えるなど、忘れてはいけない基本情報をまとめています。

家・マンションを高く売るためにできる工夫とは？

物件を希望する価格で売却するためには、購入希望者に「この値段でこの物件は安い」と思ってもらう工夫が大切です。少しででも高く売却するためにできることをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

物件は第一印象のよいものから売れていく傾向があるため、「この家に住みたい」と思ってもらえるように工夫することが大事。印象のよい物件は価格にも影響し、工夫するとしないとでは数十万～数百万の差が出ることもあるそうです。

では、物件の印象をよくするにはどんなことをしたらよいのでしょうか？

一番のポイントは、モデルルームのような状態にして生活感を出さないこと。床・窓・網戸などもしっかり掃除をし、室内が明るく見えるようにしておきましょう。自分だけで手が回らない場合は、クリーニング業者に依頼するのも◎。短時間で住まいの魅力を伝えるためにも、細かい部分の努力を怠ってはいけません。

内覧会に訪れる人は、この物件に住んだ場合のイメージを掴みたいと思っています。ここであなたができることは、物件の周辺情報を詳しく伝えるということ。買い物ができる場所・学校や保育園などの施設・公園・駅までの距離・周辺環境など、生活に役立つ情報をしっかり伝達しておきましょう。

ついプラス面ばかりを話したくなりますが、マイナス面も包み隠さず伝えることが大事。知る限りの欠陥・マイナス面をきちんと知らせることにより、トラブルの発生を未然に防ぐことができます。分かりやすく書面にまとめておくのも、ひとつの手段と言えるでしょう。

物件の印象は、売主の対応も大きく影響します。必要以上に媚びる必要はありませんが、内覧会では「お客様をお迎えする」というスタンスで、きちんとした服装・髪型・言葉使いを心がけましょう。実際、どんなに住まいの印象が良くても、売主の印象が悪いと購入に結びつかないケースもあるようです。

また、購入希望者が意外と気にしているのが「売却の理由」。とくに悪いところが見つからない物件だと、逆に「なぜこの物件を手放すのか」「何か裏があるのでは？」などと思ってしまうこともあるようです。

もし理由を聞かれたら曖昧に返事をしたりせず、ありのままの思いや考えを素直に伝えると良いでしょう。不動産業者とも話し合い、購入希望者に安心感を与える工夫を考えてください。